人の居ない大自然の中で、それも野鳥の森だとか水鳥で賑わう著名な干潟で野鳥を観察したり撮影するのがバードウォッチングだと決めつけてはいないだろうか?
動物園はさすがに少し違うが、実は墓地やワイナリーのブドウ畑などは意外に野鳥が多いバードウォッチングの穴場なのだ。2009年にオーストラリア南西部のマーガレットリバーに行った際、数多くのワイナリーを訪問したのだが、ブドウ畑のブドウに青いネットが沢山かけてあったのを見て「鳥除けですか?」と訊いたら、「そうなんだ、野鳥が多くて困っている」と言う話を聴いて、思わずほくそ笑んだら変な顔をされたのを思い出す。
一方で1972年以来、約40年振りに訪れた英国ボーンマスの墓地で数多くの野鳥に出遭えて驚いたことがあった。今日ご紹介の日本の墓地・お墓でも意外に野鳥が飛び交っていて隠れたバードウォッチング・ポイントであることを知った。
関東の名刹の境内墓地なのだが、野鳥が来るのだ。今日ご紹介できる画像はカワセミ、ヒヨドリ、カラスの類。特にカワセミは「冗談だろう?」と思うようなシーンを展開してくれる。
最初観た時は墓参りかと思った。忠犬ハチ公の野鳥版かと・・。
居心地が良いのだろうか?日向ぼっこ中。この銀の器にペリットを落としたりして。
お供え物ののり巻きを大喜びで横取りするハシブトカラス
ヒヨドリも墓地内を我がもの顔で飛び回っている。
クチバシの根元が椿の雌しべの黄色で染まっている。
決して信心深い訳ではない。