初夏に白っぽい薄ムラサキの細かい花を咲かせる栴檀は晩秋に薄い黄色の実をたくさんつける。英語ではThe Chinaberryと言う。成程と思う英名だ。樹皮も果実も薬効があり、昔から重用されてきた樹木の一つだ。
で、木の実をヒヨドリほか、ツグミなども好んで食べる。野鳥が味のランクを付けているか否か判らぬが、他の木の実が底をつくころ最後の最後の辺りでこの栴檀の実を食べるようだ。
今までも熊本県錦町のツクシイバラ野生地での栴檀の実に群がるヒヨドリ、野川自然観察園内のケースなどをこのブログでもアップしてきたが、今日の画像は野川流域の武蔵野公園内のヒヨドリ。
鈴生りに成っていても、熟れた樹から順にあっという間に数日で無くなってしまう。