2020年8月14日金曜日

三鷹の住宅街に早朝ツミの幼鳥出没。 The young Japanese sparrowhawk appears early in the morning in the residential area of Mitaka.

  筆者の自宅は西側がフェンスでそのままミッション系国際大学のキャンパスなので、数々の野鳥を自分の部屋から観察できたりする。アオゲラ、アカゲラ、チョウゲンボウ、オオタカ、ハヤブサ、ツミ、アオバズクなど中型以上の野鳥に遭遇する機会が住宅街にしては多い方だと思う。

 毎朝決まって5時に目が覚め、愛犬散歩に出るが、必ず高性能の40倍ズームコンデジを携帯する。上がったばかりの朝陽を浴びながらの撮影が多いのでどうしても被写体は赤くなる。夕陽での撮影時と同じだ。

 今朝は真上にこれから新月に向かう薄い三日月が見えていたが、自宅そばの大学のキャンパスの方の住宅街の屋根の上を一瞬カラスと猛禽類と思われる鳥影がスーッと横切ったのが見えた。

 我が愛犬は、散歩の際ご主人様がやたらと上空を見上げ、時にはカメラを向けて動かなくなるので、その影響を受けたのかワンコとしては珍しく上空を飛ぶ野鳥に敏感に反応する。

 撮影時には決してリードを引っ張ったりせず座って待っている。利口な犬だ。


 で、今朝はその方向に戻って行けば何処かにいるかもしれないと思いつつ探索をしたら、何と角を曲がった先の低い電線上にこっち向いてツミの幼鳥が鎮座していた。距離30mもない。しかしこっちはズーム付きの1眼デジではないコンデジ。上目遣いに知らん顔しながら犬と共に近づいた。で、液晶越しにしか見られないコンデジの難点を考慮しながら慎重に撮影。

 そこへカラスがフワーッと降りて来てツミを追いかけ始めた。これから約15分間住宅街の屋根の上でカラス対ツミの朝のチェイスが始まった。色々飛び回ったのち、ツミは我が家の方へ飛び去りその後の行方は判らなくなってしまった。しかし、少なくとも100カット以上はコンデジ連写で撮影出来たのはラッキーだった。

 この近所では割に頻繁に猛禽類を観る事が多いので、さすが三鷹とは良く言ったものだと思う。昔から猛禽類の繁殖が多いのだろう。東京都で朝晩犬の散歩中にオオタカ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、チョウゲンボウ、ツミ、トビ、モズ、アオバズクなどの猛禽類に遭遇できるのは幸せだと思う。

角を回ったら正面から朝陽を浴びたツミが居た!って、そう滅多にある事ではない。


より高い電線へ移動してくれた。

小さいけれど「鷹」のイメージは100%!美しい。



カラスの来襲で最初の飛び立ち!決して逃げた訳では無い事がこの次に判る。