2018年5月11日金曜日

非常に撮影し難い強い日射しの日のヤマセミは・・・。 Crested kingfisher on a strong sunlight day is difficult to shoot.

 今日の人吉盆地は最高気温27℃だったそうだ、今朝、球磨川峡谷部へ流れ込む支流の上流付近の標高は判らないが吐く息が白かったことを考えると、気温差20度以上は間違いないだろう。

 5時半頃明るくなる南九州だが山の奥は東側の山に朝陽が遮られ、陽が当たるのは8時過ぎになってしまう。

 今日のヤマセミ画像は、その山の峰を越えて入って来た朝日の鋭い光がまだらに当たる木々の間を飛ぶヤマセミの画像。実はこれはプロの写真家の皆さんにとっては何でもないのだろうが、素人の野鳥撮影者にとっては非常に難しい撮影環境なのだ。

 よく言う野鳥撮影は薄曇りが最高!コントラストが強すぎて画にならないピーカン(超快晴)は最悪、まだ雨の方が良い・・・などは自分で年中撮っているから良く理解できる。しかし、山奥の木漏れ日の中を飛ぶ主翼裏の白に蛍光色が強く入ったヤマセミのオスは今までどうしてもうまく撮れない難物だった。

 それが、何故か今日は上手くいって、豪快なターンを撮影する事が出来た。野鳥撮影をしている方々にしか判らないことかもしれないが、今日は久しぶりに気分が良い!
昨日に続き、巣穴の上の樹の根を狙うヒヨドリたちを追い払いに来たヤマセミのオス。

逃げまどうヒヨドリを追い払ってターンに入った!

胴体と主翼が完全に縦になっても頭の向きだけはきちんと上下垂線を保っている。

スキーやスノボで選手がどれだけ内傾しても、頭の向きだけは垂直を保つのと同じだ。

頭の垂直はターンが終わるまで保たれている。



このターンが綺麗に撮れるまで幾度となくツバメで練習した。


最後は自分のヒナが居る巣穴の上を飛んでいくヤマセミの父親。