2016年12月29日木曜日

奥日光のアカゲラ再び。 Great Spotted Woodpecker of Oku-Nikko again.

 年に何度見かけるだろう、アカゲラ。我が家の隣の大学構内にもいるこの鮮やかなキツツキ。
 以前にもこのブログで2度ほど紹介したが、まだ野鳥に関して何の興味も持っていなかった10年程前の話。北九州小倉の小学校時代クラスメート才女にクラス会か何かの折「キツツキが・・・」と言った言葉尻を捉えられて、「シンジョー君!キツツキという鳥はいないのよっ!アカゲラとかアオゲラとか・・そういうのはいるけれど」と皆の前で指摘され笑われたことが有った。

 野鳥好きを自満する津田塾大出の秀才だけに、そうかと納得しかけたが、その勝ち誇ったような得意面にムカムカと対抗心が芽生え、何とか一泡ふかしてやりたいと考えた。
 相手は天下の津田塾出の才媛でBeatlesの単行本(アビーロード・ビートルズ最後の伝説=JICC出版局)を翻訳する程のプロ英語の達人だ。英語を多用する今なら現場においての実用会話では筆者も引けを取るとも思えないが、当時の英語力ではきっと敵わなかっただろう。

 でも、窮すれば通ずの例え通り良い案が浮かんだのだ。そうして相手の眼を見据えてこう返した、「あのさ、じゃあ英語で言うWoodpecker、ウッドペッカーって端午があるけれど、貴女はどう訳すの?単純にキツツキってんじゃないの?それじゃおかしいんだよね?」これで、その場は逆転勝利で終わった。

 この事が常にそれ以降アカゲラだのコゲラだのを見る度に想い出される。数が少ない留鳥だけに眼にするのは非常に嬉しい鳥だ。ましてや同時に二羽フレームにとらえられるのも滅多に無い事なので、奥日光はそういう意味からすると非常に貴重な良いアカゲラ撮影ポイントかも知れない。





木の葉の茂る夏場にはまずこういった画像は望むべくもない。葉の落ちた今時期だからこその画像と思って良い。