今日のブログは飛翔中のヤマセミ追い写しの練習を兼ねて、セグロセキレイやハクセキレイの飛翔シーンの追跡撮影を行った。これを行うには風の強い日が最適だ。理由は簡単、風に向かって飛べない羽虫の多くが川の流れの水面近くを飛ぶため、低く飛び過ぎて波につかまり水面に落ちてしまう事が頻繁に起きるのだ。
それを狙って、風に向かって飛ぶセキレイが撮影者からは相対的に止まって見えるので撮影しやすいのだ。勿論、水面に落ちた羽虫は水中の肉食系の魚類も狙っている。フライフィッシングの疑似餌はこの羽虫に似せて造る事でこの事は証明されている。
つまり羽虫は水中と空中双方から狙われるとんでもない運命にいるわけだ。
いずれにせよ、居た!撮れた!今までで一番綺麗に撮れた!・・・だけの野鳥撮影ではなく、その野鳥が今何をしているのか?何故そうなっているのか?その生態の1シーンを画像に収めることが、野鳥撮影の面白さだと思うが如何だろう?
勿論、カメラは手持ちでなければ撮れるわけもない。齢を重ねて腕力が落ちたら出来ない事を今のうちにやっておかねばと結構必死なのだ。
これほど真上の姿を撮れたことは無かった。
強風下だからこそ翼を広げる時間が長いのだ。
無風時は翼を閉じて棒のような状態の画像が多いが、強風下ではこうなる。
眼下の水面に羽虫を発見
器用に拾い上げようとするハクセキレイ
向かい風だからこそ撮影出来た今回シリーズ。