オイカワは日本の川では最もきれいな魚の一種で、なおかつ殆どの地域で見られる大変ポピュラーな川魚。特に夏季の婚姻色は非常に綺麗で、ヤマセミがこれを採餌した場面はモノクロトーンのヤマセミと対照的で綺麗な画像になる。今日の画像は5月の撮影だが餌のオイカワは既に婚姻色っぽい色に成っている。
人吉エリアではカラフルな婚姻色に成ったオイカワのオスを「アサジ」というとの事。日本全国で色々な呼び名があるようで、逆に言えばそれだけ全国に広く分布している証拠だろう。
この時の採餌は一旦餌を樹上に持ち帰り、改めて幼鳥の集まる岩まで持って降りて順番待ちをしている幼鳥に与えた所まで撮影できている。
Catch the fish!
婚姻色のオイカワ(=アサジ)をゲットしたヤマセミ♀
Jump up!
餌は結構大物だったので、重々しく水面からジャンプ。
Fly and fly!
明らかに重たそうに飛び上がって幼鳥のいる対岸に向けて飛び去る。
which chick is winner?
この4羽の幼鳥の中で餌をゲットしたのは左から二羽目。一旦幼鳥が餌を口にすると他の幼鳥が横取りするような事は無い。ツバメの巣の大口を開けて待つ雛たちとはずいぶん違うが、巣立つ前の巣の中の雛と巣立ってからの幼鳥たちの生存競争は全然違うのかも知れない。
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