全国どこでもヤマセミに出遭うのは至極難しい事だが、こと人吉界隈の球磨川流域や川辺川流域においては比較的容易いという事を今年出版した写真集に掲載した。
春先の繁殖期にどちらかが抱卵中の時以外は必ず2羽で行動している事を通年で撮影を続けて来たが、ついに今度の10月の訪人時に年間毎月の証拠画像を撮れそうだ。10月のつがい画像だけがまだ撮れていなかったので今回撮影に成功すれば通年での証拠となりそうなのだ。これはやはり熊本県・人吉市界隈でなければ可能でなかったと思う。常にヤマセミ5ペアの存在を把握できているからこその成果と言えよう。
ほぼ毎朝球磨川本流のヤマセミ情報をメールで教えてくださる人吉の辻医院の辻先生、ヤマセミ以外の球磨川情報も同時に送って下さる古江さん。週末に情報を送ってくれる芦北の矢田さんなどの協力の賜物。いつも感謝している。
ヤマセミは基本的に移動するに当たっては水面近くを飛翔する事が多いが、何らかのきっかけでかなり上空を飛翔する事がある。それも2羽で居る時に結構多いので今日の画像はそれらをご紹介する。全国のヤマセミファンの数多くのブログでも水面から遠く離れての飛翔画像を掲載している所はあまり観た事が無い。そういう点では人吉界隈のヤマセミは自由奔放に大きな空間を使って生息しているような気がする。
In Kumagawa area They are always living with a pair.
べつに撮影しているのが気に食わないから上空を飛ぶのではなく、時たまこうやって上空を飛び回る事がある。なかなか空ヌケの撮影は難しいがだいぶ慣れたようだ。
This is the normal time distance of pair.
川辺川での撮影だが、繁殖期以外はこのくらいの距離で行動することが多い様だ。繁殖期・子育て期はもっと近くでくっついて行動する。
Always they move together.
飛び出すのもほぼ同時だ、だから一羽しか視えなくても一羽が飛び出したら必ずもう一羽出てくると考えて身構えていた方が正解だと思う。
Sometimes fly high.
球磨川本流の対岸上空を飛翔する2羽。
Rest on a cable line.
上の画像の飛翔後たまたま球磨川に掛かる架線に留まったシーン