年を越して1月のヤマセミ。実は筆者が制作したヤマセミの写真集の中の画像の30%程度はこの1月に撮影したものが多い。
もちろん繁殖期が始まってからの2月~6月、5か月間程はつがいの二羽で目の前に来てくれるのは当然だし、幼鳥が巣立った5~6月の2か月は幼鳥たちと一緒のシーン、あるいは幼鳥だけの数羽の生態画像が多くなるので複数のヤマセミの画像が頻繁に撮影出来る。
此処での「頻繁」とはヤマセミの子育てポイントがしっかり確認出来ていて、なおかつ早朝日の出時から午前9時前後までの限られた時間帯に限ってのみの話。
しかしこの1月というのは交尾にはまだ早いし、大概は繁殖行為を促すメスがオスを追い回す時期でもあるので、画像的には各カップルごとに二羽のつがいの距離感が微妙に違って、観ていて面白い。
もう今にも交尾をしそうなカップルは寄り添って並ぶが、まだ機が熟していないカップルは離れて留まるのが見てとれる。人間のようにすぐ腕を組めるカップルがいたり、お互いシャイでいつまでも離れて並んで歩くカップルが存在する(個体差)という理由とは違い、繁殖の機が熟しているか居ないかの状況で二羽の距離が決まっているような気がする。
130114 球磨川本流。
130115 球磨川本流。お互い朝の採餌タイム、下を流れる川の獲物を狙っている。
140112 球磨川本流。まだ時期尚早の感じ。
140121川辺川。ビミョーな距離。
170131万江川 ここまではまだ機が熟していないカップル。150mの距離で気が付いた。
ここからは繁殖行動へ入る一歩手前の状態のカップル。
140120 球磨川本流
140120 球磨川本流。
140120 球磨川本流。
140120 球磨川本流。
140121 川辺川。
170131 球磨川本流。