これが収まらない限り、東京から地方への訪問など気楽に大手を振って出来る訳もない。現地の人々は警戒するに決まっているだろう。筆者もヤマセミの観察撮影で年に4~5回の訪問を諦めざるを得ない状態だ。これはあと2年ほどは続きそうだ。
覚悟を決めて、今年はもう人吉へは行かず今までのデータで「ヤマセミの生態観察論文・写真証拠付」をまとめることに踏み切る話を数日前このブログで述べたばかりだ。追い打ちをかけるような首都圏の感染者数にこの思いはさらに確実なものになっている。
朝日新聞デジタルより 20200626
コロナ感染の危険に対する認知の甘い夜間活動の遊び人たちの接触行動、これに酒飲みの酔っぱらう事での危機感消滅が拍車をかけているようで、新宿歌舞伎町他夜の盛り場でコロナ感染を気にせず遊ぶ人間たちを張り倒したいと思うのは筆者ばかりではあるまい?
筆者はDNA上アルコール分解酵素を持ち合わせていないため、生まれてこの方酒が飲めない。だから酒飲みのご乱行、いい加減さには非常に厳しい。幾度も言うが、新宿歌舞伎町などその地域全体を一周塀で囲ってしまい、門を二か所だけ設置し、出入りの人間の体温チェック、諸検査、入場料徴収を行い厳しくクラスター発生を防御すべきと考える。
感染者を出したお店など6か月の営業停止処分にして、厳しくコロナ対策の徹底を行うべきだろう。今のままでは半永久的に毎日の感染者が東京だけ50名で高止まりしそうだ。
昆虫レポートが続いたので、ヤマセミに暫く戻ろうと思う。
この時期ヤマセミは幼鳥が巣立って1か月ほどが経ち、飛翔に関しては親鳥同様に飛べるが、危機察知脳力、採餌行動はまだまだ非常に危うい状況にある。
したがって、幼鳥同士親の庇護のもとまとまって行動している様だ。この時期に限って言えば唯我独尊、兄弟から外れて単独行動をするヤマセミの幼鳥は見かけたことが無い。
今日はそんなときのヤマセミの行動画像。
球磨川支流部で遭遇した3羽のヤマセミ。
幼鳥がバラバラになり、一羽が川の中の岩に舞い降りた。
すぐさま一羽だけの幼鳥へメスの親が飛んできた。
お互い見える距離で乱舞してくれるのがこの頃のヤマセミたちの魅力の一つ。
支流ながら広い水面を持つ場所ではけっこう豪快に飛んでくれる。
鳴きながら飛ぶことが多いので、この時期のヤマセミは「せからしい」※うるさい。