2016年9月10日土曜日

人吉の長い夏は昆虫天国 その1. Long summer in Hitoyoshi produced insect heaven.Vol.1

 間違いなく今年の人吉の夏は長い!同時に季節感が狂っているとしか思えない。野鳥が夏枯れ状態で種類も数も少ないのは毎年の事だが、留鳥達の行動におかしな状況が垣間見えている。
 今日は標高600mm程度の人吉盆地外周山地でアオゲラもしくはオオアカゲラと思われるドラミングがやたらと聞こえた。ドルルルルルル、トルルルルルルルルと、削岩機かと思った程。

 三鷹のミッション系大学キャンパスにはアオゲラ、アカゲラが多く棲むが、春先・初夏の繁殖期以外まずドラミングについては聞いたことがない。南九州ではごく普通のことかもしれないが、少し驚いた。

 野鳥は少ないが、南方系の蝶や関東では最近見かけないトンボなどが数多く見られた。そう簡単に地球温暖化のせいにはしたくないが、原因の一つに挙げられても反論できないのも確かだろう。

 今日は久しぶりに南九州の昆虫などご紹介!


こうべを垂れた稲穂にとまるタテハモドキ。本来南方の蝶だ。

南九州に定着したらしい。人吉盆地では秋口、ごく普通にみられる。

閉じるとこうなる。基本的にタテハチョウは閉じて留まるのだが、タテハモドキは上のように開いて留まるため、~モドキという命名があるようだ。決してまがい物とか偽物と言う訳では無いらしい。

ツマグロヒョウモンの♀、腰のない無いふわふわした飛び方で回遊する。

野鳥の飛翔を撮る練習のおかげか?飛行中の撮影ができた。

わりに大型な蝶だがアゲハほどは大きくない。アサギダラよりは多少小さい。