前回は人吉行きを一日伸ばす羽目になったし、研究活動、出張活動などに大きな影響が出たのは間違いない。こうこれ以上発生したとしても日本に接近してほしくない。
こういう台風の上陸・接近が多い年は、迷鳥・珍鳥の飛来が多くなると言われているが、今年はどうなのだろう?前回東京に接近した際はコチドリやイカルチドリが武蔵野の野川沿いに現れて驚かされた。2006年の大雪・暴風雪の翌日には住宅街の野川にタシギが数羽飛来して騒ぎになった。
今回の台風の大雨で、また球磨川が赤茶色の濁流で増水しているとの情報が入った。従ってまた堤防沿いで濁り掬い漁が行われているようだ。1か月前と違ってアユも大型化しているので獲るのは大変だろう?増水した土手での漁、危険が伴うのでくれぐれも気を付けて頂きたい。
今日の野鳥は、先日人吉でヤマセミを待っている時に目の前を通り過ぎて行ったイソシギ。球磨川の静水面にその影を落としながら飛んで行ったのが撮れていたのでここでご紹介。影の方が大きく見えたりするのは勿論角度の問題。
東京も人吉も朝夕の最低気温が20度近くになったので、気の早い冬鳥はもう飛来する準備に入っているだろうと思う。2日に一度走っている武蔵野でもセミの声はパタリと止んだようだ。季節の移り変わりは非常に速い。
今回の台風が過ぎた後、気が付けばアッという間に秋のど真ん中に成りそうな気がする。
角度によって明るさが違うのはイソシギの明るさをなるべく一定にしようと画像処理したためのもの。