まず2泊3日の間、キビタキの声を一度も聴かなかった。もちろん姿も見えず。ノビタキも1羽を視たのみ。サンショウクイのピリリピリリの声も聴こえず姿も見えず仕舞いだった。
一方で、オオルリは普段通りにあちこちで鳴いていたし、姿もばっちり撮影できた。一番驚いたのが昨日のメニュー編でご紹介通りアカゲラの存在感の強さだった。春先に限らず、アカゲラは奥日光戦場ヶ原の風物詩の一つだ。赤沼辺りには普通のアカゲラ。青木橋より先にはオオアカゲラが多い様な気がするが、別にテリトリーが分かれている訳ではない。
7年ほど前には湯滝からほんの500mの所でアカゲラの交尾を撮影出来たが、今回は交尾直前と思われるアカゲラの追いかけまわしを観察できた。
声は聴こえても奥深い森の中でアカゲラの撮影をきちんとするのはなかなか難しい。
しかし、奥日光に入って10年目。やっとアカゲラの色々な生態を撮影できた。
まずはその飛翔シーンから。
キョッ、キョッという声が遠くから近くになってこちらを覗く姿が見えた。
顔の向きから飛ぶであろう方向の空間を広く開けてファインダーを覗き、
飛び出しの速度に合わせて手持ちのレンズで後を追う、修練が試される。
森の中の偶然開けた空間で追えたのはラッキーだった。
50m程飛んで次の樹にへばりついたが、もう後は追わない。