2016年4月25日月曜日

2010年ヤマセミとの出遭いの最初の頃。 Around 2010 and the beginning which goes out and is meeting with a Crested kingfisher.

 今でこそ、人吉の皆様のお陰でヤマセミの研究もひと段落し、色々な文献に書かれている事を鵜呑みにしてはいけないという事も判って来たが、観察を重ね調べれば調べる程、ヤマセミという野鳥は奥が深いと思うようになっている。

 最初に「球磨川流域にはどこでんヤマセミがおるばい!」と、確信したように教えてくれた八代駅前のミック珈琲店の出水マスター。今回の本震ではとうとうお店の棚の上の大きな壺が床に落ち、他のコーヒーカップや食器たちと共に割れてしまったそうだ。
 しかし、お店の常連客、球磨川漁協の平山さん他、皆さんもご無事だとの事、ほっと一安心だ。まだまだ予断は許さないが、大きな揺り戻しの無い事を祈っている。

 さて、今日は今から6年ほど前、2010年4月1日エイプリル・フールの当日、半信半疑で139号線を人吉に向かって車を走らせ夕方、日没後に出遭えた初ヤマセミの画像をアップしたい。6年間で何日人吉に滞在したか計算したら、先月の滞在を含め249日間にもなっていた。

 次は5月中頃から観察を開始する予定だが、新しい生態の発見が出来る事を期待している。

ヤマセミと知らずに遠くに留まる野鳥をただ撮影した画像。後にヤマセミだったと判った記念すべき最初のヤマセミショット。

上の画像と同じ個体であろう、車のすぐ傍の球磨川両岸を渡すワイヤー架線に留まっているヤマセミのメス。この個体はこちらの顔を認識してくれて、この先長い付き合いになった。

また別のファミリーと思われる個体が高高度を飛んで南の方へ飛んで行った。人吉に来て2日目に既に2家族を目撃できた。この時ヤマセミの濃さに驚いたのを記憶している。

上のヤマセミが高高度を飛んでいる時に、広い球磨川の中州ではこの母娘が1対1の幼鳥教育の真っ最中だったのだ。向かって左がメス成鳥、右がメス幼鳥。2時間の教育を左岸の堤防に寝そべって観察したのだった。

今年も、5月後半~6月上旬にこういうシーンが見られると良いのだが。