2016年4月24日日曜日

緊急!団塊世代が考える災害報道「メディアの地震速報・震度報道は少しおかしくないか?」

 昨日は前置きが長くなってしまったが、昼間八代の友人知人にメールや電話で様子を伺い、今現在の様子が判り少しほっとしてきた。しかしネットなどで色々な状況が判り被害もさるモノながら、報道のおかしさなども判って来て、地震が収まりさえすれば良いだろう・・・ではなく、そう単純なものでは無いと思うようになってきた。

 例えば地震の震度報道だ。最初の震度7の時の震度マップ報道に鹿児島県がカットされて東京で報道されていた。テレビではほとんどそうだった。NHKも民放も一緒だ。しかしネット上のYahooも日本気象協会もちゃんと九州全体で震度マップを出している。これって、偶然ではなく明らかに作為的な臭いを感ずる。
 最初の震度7の報道時、鹿児島の震度が・・・というより鹿児島自体が消されている。なぜこうなるのだ?これを鹿児島県の人はどう見ていたのだろう?薩摩川内も震度4で相当揺れているのに・・・。鹿児島県内のNHKや民放の報道は九州の福岡県が切れているのか?熊本県が震源で鹿児島県は隣だろう?本州や四国の震度を出して隣の県を出さない理由は一体何なんだ?

こちらがYAHOOの天気予報のサイト地震の項で観られる震度マップ。

こちらは日本気象協会の震度マップ、薩摩川内は完全に大揺れのエリア。

これは薩摩川内の原発の付近も大きく揺れているという事実を隠すためだと言われてもしょうがないだろう?唯一稼働している川内原発に何かあったら・・・を回避するため、と言っても直ぐばれる話なのに。日本のメディアの評価が世界で72番目という非常に低い順位に成っているのはこういう点の積み重ねだろう。とうの昔にこういう話は海外メディアは目ざとく見つけるものだ。

 自分は決して政治的なグループに属している訳でも無く、原発反対のヒステリックなデモなどにも参加した事が無い。ごく一般的な一市民だ。しかし今回のこの地震報道はちょっとおかしいと思う。広瀬隆氏の様に、そんなに原発が安全なら東京湾に造れ!・・・とまでは言わない。
 やみくもに原発反対を唱えるつもりはないが、少なくとも原発は安全だとPRする東京電力、九州電力など電力会社の本社・オフィスを各主要原発の横に置き、身を持って実証すべきだろう?安全だと後押しした学者たちも同様だ、お墨付きをもらった電力会社は担保を取るべきだろう。
 原発を有する電力会社の社長以下幹部は皆原発の敷地内の社宅で暮らせよ!と言いたい。
 活断層や津波の影響が案じられる、あの中央構造線の延長上に建つ薩摩川内原発に免震棟さえ不要だと言い切った九電の幹部は原発敷地内で暮らせるのか?安全だといった学者たち政府関係者たちは自分がその敷地内で暮らせるのか?

 こういった広い視点から今回の災害を検証しつつ、先の展望を考えねば今後の出来事に対する対処を間違えるという事に成ろう。間違いなく日本で一番大きな活断層集中エリアの横軸・中央構造線に沿って震源が移動しているのだから、単に収まるのを待つだけではなく、住む場所として今の地所がこの先も相応しいか否かまで考えねばならないだろう。

 あの3.11東関東大震災の時、八代に居る友達数名が、家はいくらでも在るからこっちへ家族全員でで移っておいで・・。と言われて、本気になって真剣に色々計算した記憶が蘇ってきた。

 テレビ報道は新鮮さが報道価値だから、もう心は神戸の橋げた落下事件や政局に移ったりし始めている。数日前このブログで扱った「ブログやツイッターの不謹慎狩り」もTVで大々的に報道された途端収まってしまった。

 これら早すぎる情報の盛り上がりと消滅は、本来あるべき姿ではないと思うが受け取る側もしっかりしなければ、エライ事に成ると思うばかりだ。

 そういう事で、JR九州のやませみ・カワセミ号の話の続きはまた次回。