2015年8月10日月曜日

霧が峰八島湿原と蓼科山御泉水自然公園レポート、その2。 This is the nature report of Tateshina-highland and Kirigamine-highland in a mid-summer Part 2 .

 蓼科・霧が峰エリア滞在時間は結局30時間足らずだったが、自然界真夏の動・植物に接するチャンスは非常に多かった。蓼科山の山麓から望月・春日の里に小さな尾根を2つ越えて降りる途中でもサンコウチョウの声や長い尾を引いて針葉樹の林間を斜めに下りていく姿を走る車の中から観る事が出来た。

 樹齢7~80年は経っているだろうと思われる立派な赤松林が相当広い範囲に存在し、さぞ秋にはマツタケが生えるのではないかと訊いたが、そうでもないと。土壌が肥えすぎててマツタケが出ないという。天然マツタケは肥沃な土壌の松林には生えてこないという。表土に栄養が無く下草が生えない松の枯れ葉程度の地表斜面に生えやすいという。また落雷の多い年には豊作だという。一体自然のメカニズムはどうなっているのだろう?

 昨日の続きで、蝶の画像をアップしてみた。ヤマセミやその他の野鳥の撮影でも、何処かに留まっている野鳥より、飛んでいる野鳥のほうがフォルムが綺麗で好きだという事は何度もこのブログで説明したとおり。しかし、蝶やトンボとなるとその複雑な上下動や急旋回で飛んでいる姿は非常に捉えにくい。反射神経やカメラ機能のサポートが無ければとても無理だろう。ツバメの空中追い写し撮影より遥かに厳しいのが実情だった。
今年はこのアサギマダラが異様に蓼科高原・霧が峰付近に集中していたが、全国的な動きだろうか?
 
八島湿原でも蓼科御泉水自然園でもフジバカマに集まる事が多かった。

空中姿勢は野鳥等とはやはり違う3次元の立体的飛翔フォルムだ。

ヒョウモン系の蝶、ヒョウモンチョウ(=ナミヒョウモン)との子と。友人の昆虫博士に確認。

熊本県の市房山山麓にもいたサカハチチョウ(夏型)やはりフジバカマで吸蜜中。

あと1回、蝶の特集を行い、その後野鳥編、植物編、風景編につなげる予定。乞うご期待。