2015年7月2日木曜日

もうすぐ巣立つツバメの雛たち。Fledglings of a swallow leaving the nest soon.

 今年は雨が多く鹿児島程ではないが、熊本県南部も例年以上に雨の日が多い。河川も濁って増水しっぱなしで、アユ釣り解禁6月1日以降、何日も釣れるような状況ではないようだ。このような状況だから地元でヤマセミを観察されている方々の情報も口をそろえたように「最近は殆どヤマセミの姿を視ませんねー」なのだ。

 一方で、ツバメたちの繁殖は人間世界にすっかり入り込んでいるためか、今年も順調なようだ。 八代から人吉に向かう高速九州道のあるSAで観た風景。錦町の道の駅のトイレにも沢山営巣していたツバメだが、高速道路のサービスエリアのトイレにも4つの巣が架かっていた。勿論男子トイレだけしか見ていないが・・・。

 一番目立った所に在る巣が、男子トイレの室内の蛍光灯の上の隅。蛍光灯からは30cmも離れていない。非常に明るい所だ。雛たちが目をやられてしまうのでは無いかと思うほどの近さ。したがって条件的には撮影しないの?と言わんばかりの環境だ。用を足す男たちもなかなか気が付かないのか目もくれずに出入りしているが、時々車からカメラを持ってきて撮影している人が居た。

 よーく見ると、巣から2mほど下の壁際の棚に誰かが置いたツバメの置物が置いてある・・・と思ったら、上の巣から落下した雛の一羽だった。とにかくじーっと動かないので人間達は全然気が付かない。こちらも上の巣のツバメと親の給餌の周期を図っていて5分以上経ってからそれが生きているツバメの雛と認識できたほど判らなかった。

 
もう完全に体が大きすぎて今にも皆で落ちそうな気配。あと数日で巣立つだろう。

親の気配を感ずると一斉にお約束のこのポーズだ。

ストロボを炊くような事はしないのでどうしてもコンパクト・デジカメではブレてしまう。

落ちて間もないと見えるが、親はどうするだろう?過去の例からすると多分ちゃんと給餌をすると思われる。

上の隅がツバメの巣。下の棚に居るのが落ちたヒナ。雛の横に張り紙があったので、雛に手を触れたり、持っていったりしないように注意書きだろうと思ったら、冬タイヤのお勧めだった。残念!