夕方からいつになくオナガの群れがギャーギャーうるさいので、愛用のシグマ50-500を装着して住宅街を探索した。まだ畑が点在する武蔵野の住宅街だ。我が家は三鷹市の西の端に位置し、西側はそのままフェンスで皇族の子女が通うミッション系の大学の敷地に接している。いつもはその樹林帯に陣取るオナガたちだが、今日は少し離れた林に群れていた。
曇天の空抜けなのでなかなか色が出難い。
背面のブルーグレーが時々垣間見える程度。
セミか甲虫か咥えて巣にでも運ぼうとしているようだ。
突然一斉に飛び立って一際鳴き声がうるさくなった。
蜂の巣を突いたような大騒ぎだ。
何かあるのか?と思った途端、オオタカらしき猛禽類が一羽のオナガを捕まえて住宅街の道をこちらにまっすぐ飛んできた。オナガが重たいのだろう、高さ3~4m以上には上がらない。慌ててカメラを向けるもファインダーは覗けず、思わず「勘」でレンズを向けただけで連写した。勿論望遠状態で切れているのでピント等合う訳もなく画面にさえ入っていないと覚悟したがなんとかその雰囲気だけはボケボケの画像で判るのでご紹介する次第。画面は撮ったままのサイズ。ギャーギャーと普段の鳴き声ではない断末魔のオナガの声がまだ耳にこびりついている。