2014年7月29日火曜日

シマセンニュウという野鳥は撮り難い! It is very difficult to take a photograph of the Middendorff's grasshopper warbler.

 シマセンニュウという野鳥は日本においては夏季に北海道でだけ繁殖をする北方の野鳥なので、本州以南ではなかなか見難い野鳥の一つだが、とにかく声はすれども見つけにくいので苦労する。
 道東の公園の様な風景の中を走るといたるところに草原が広がる。ちょうど今の時期はあらゆる花々が咲いて道路端はお花畑状態だ。

 シマセンニュウ、夏羽のノビタキ、夏羽のオオジュリンなどを数多く視る事が出来る。車を止められるスペースに停めたままドアを開けずに草原を見ていればあちこちで鳴くシマセンニュウを探せるだろう。中標津空港の付近にもいたし、野付半島は至る所に、春国岱は入り口付近のネイチャーセンターに、浜中の霧多布岬付近は「~だらけ」状態だった。ネイチャークルーズの落石漁港周りにもたくさん鳴いている。

 しかし「声はすれども姿見えず」なのだ。根気がいる。道東の草原は本州以南でいえば標高1400m程度の高原と一緒なのでシシウドの花が沢山伸びている。実はこれが主にシマセンニュウやノゴマ、ノビタキの好んで留まるポイントなのだが、上に上がって留まる事があまりない。枝分かれした傘の下に入り込むのが多いようだ。今日の画像はまずそうしたシマセンニュウ。
浜中の霧多布岬で早朝シシウドの傘の下で鳴きつづけていた。

同じく早朝5時に朝日を浴びて

春国岱へ渡る橋の手前で虫を目一杯頬張っていた。

こちらの周りをぐるぐる回っていた。

10分ほど付き合ってくれたシマセンニュウ夕方18時以降。