2025年7月21日月曜日

オオタカの生態観察 ヒナへの給餌行動 編 その6.Observation of the ecology of the Northern Goshawk: Feeding its chicks, Part 6.

  2回ほどまだ営巣エリアにとどまっていたオオタカファミリーに驚いてレポートしたが、もうほとんど同じような繰り返しなので営巣地の臨時レポートはしばらくしてからにしたい。

 で、今回は巣への給餌出入りの様子をまとめてみた。毎日通う事で、ヒナの巣立つ程度により親鳥の巣への給餌方法が徐々に変化している事に気が付いた。

 ヒナが白い産毛に覆われている頃はまだ体も小さく、我先に餌に群がるヒナを軽く制御できる。したがってオスかた受け取った獲物を直接持ち込んだ巣の中で切り分け与えていた。

 しかしヒナが茶色い毛に覆われ始め親と体格もあまり変わらない状態になると、ガッつく大きな幼鳥が暴れて巣が壊れるほどにもなるため、あらかじめ別の所で毛をむしってから持ち込むように見受けられた。

白い産毛に覆われていた頃のヒナ、三番目の子はまだ見えない


少し茶色い毛が生え始め

親と同じくらいの体格へ、ヒナの育っていくスピードは恐ろしく速い!

そうしたヒナ・幼鳥への給餌の回数は増えていく

だんだん持ち込む餌の大きさも大きくなる

ごく初期の給餌の様子、まだ三羽目が見えない

きちんと切り分けて給餌している様が見て取れる。

給餌終了後、飛び立つ際の警戒心は結構強いようだ。


餌を持ち込む時より速いスピードで巣を離れていく

ヒナを襲うカラスやその他の脅威に対する警戒心だろうか?