2023年7月3日月曜日

野川の写真展で最初の段階で選もれになった画像集。その2. An image collection that was not selected at the first stage of Nogawa's photo exhibition. Part2.

  いよいよ明後日7月5日から開催の佐藤秀明さんプロデュース写真展「私たちと野鳥の楽園・野川」、意外にアクセスを頂いて好評だった「選もれ画像集」第2弾!

 野鳥の生態の瞬間を記録することに主眼を置いた画像と、いかにも野川の佇まいを反映した「観られる写真」としての「野鳥」はおのずから画面から訴えてくるものが違う。

 これは今回一番大きな勉強の成果だったように感じている。

 野鳥撮影愛好家の方々それぞれの「撮影意図」「目的・ねらい」「好み」はそれぞれ違う事は幾度もこのブログで述べてきたとおり。勿論、良い悪いはない。

 良く「上手いなぁ、下手だなぁ」と他人の撮った写真をやたら評価して野鳥撮影の通を自認する方が居るが、人それぞれ野鳥撮影の目的や狙いが違う事を理解されていない御仁が多い様だ。

 この辺りは奥が非常に深い。

今日、ご紹介する画像はそういった目的意図と今回の写真展の意図が合わずに外したもの。

1カットづつその理由を付けてみた。

これなどは最後まで残った野川ではならの野鳥同士の佇まい。限られた展示スペースの制限で残念ながら割愛となったもの。大型野鳥同士の日常が面白いと思う。

真上を飛ぶハイタカ。オオタカとは違う茶色い姿、しかしオオタカもハイタカも「要は鷹だろう?」という方にはあまり意味が無いカット。同時に野川流域ではなくでも撮れる。

野鳥生態的にはキツツキが飛んでいるシーンはあまりないのだが写真としての精度に問題がある。どうしても望遠ズームで動く被写体を手持ちで撮るとこうなってしまう。

夕間詰め、小魚のライズ。カワセミはこの時間を狙って狩りをするが画質的に難あり過ぎ。

メジロが群がる画像だが、樹木が剪定直後で自然ではないので外した。

コゲラで頭に赤い斑点が見えるオスは非常に珍しいのだが野鳥生態的すぎる点で没。

野川で向こう側が空抜けになるタカの樹、もしくは猛禽類の樹。

筆者的には珍しくコブシの花とシメ。枚数制限で却下。

獲物も生々しく、近く撮れても眼にピンが来ていない画像。で却下した。