東京に在って一番紅葉が遅い緑地帯は新宿御苑とご紹介したが、目黒駅から歩いて10分の目黒自然教育園(=国立科学博物館附属自然教育園)もまだ紅葉の真っ盛りだった。
決して大きい緑地ではないが、オオタカが繁殖し、ノスリなどの大型猛禽類も常駐している奥深い森だ。風向きによってはほぼ真上を羽田空港へ着陸する民間航空機がひっきりなしに通過するような環境だ。
訪問したのは12月9日(金)の昼過ぎ。
園内の紅葉は森林地帯の為か完全な真っ赤にならない紅葉もある様だが、ところどころ燃えるような赤が散在する。
今は色々な野鳥が冬に備えて木の実を頬張ったり、枯れ葦の幹に巣くうカイガラムシなどを盛んに採餌ている。特にシジュウカラが盛んに突いていた。
まずは猛禽類のノスリから。過去においてもこの森では数度見かけた。
奥の細道のような場所を歩いていて気が付いたが藪に阻まれていた。
AFが全く効かないので手動でピントを合わせてやっとシャッターが下りた。
こういった撮影には積み重ねた経験がモノ言う。
貫禄のある個体だった。
アオジのメス、ほとんどの来園者は気が付かないだろう。
相当高い所の木の実を啄ばむメジロ。
ノスリを発見した奥の細道的回遊路。
上を見上げれば真っ赤な紅葉。