ヤマセミの生態をご紹介したが、ヤマセミ観察を続けていると当然ほかの野鳥も目の前を通るので、自ずからそれらにもレンズを向ける事が多い。今日はそういった中からミサゴ。
長雨が上がって、数日後の球磨川で白濁した水面をピーッと一本の線を残してミサゴが球磨川を対岸へと横切って行った。
何だ何だ?と思いながら、レンズを向けて撮るのが精いっぱいだった。多少のブレはお許し願いたい。この時は二度と同じ事はしなかったミサゴだが、数年後同じようなシーンを撮影している。
場所は同じだが、同じ個体かどうかは定かでない。
考えられる原因理由は次の通りだ。
① 川の水がまだ濁っているため、飛びながら水面に衝撃を起こす事で魚をパニック状態にして水面におびき出し採餌するための漁法の一つではないか?
② 足の爪の間に何か取れ難い異物が挟まって、それを水圧で外す為の飛翔ではないか?
③ 足の爪部分に寄生虫が取り付いているのを水圧ではがすための行為?
④ 伸びすぎた爪を研いだり削ったりするための行為?
勝手な想像をすると色々出て来る。
手前の砂州からまるで魚雷を発射するように低く水面へ入り、
両足でピーッと線を描き始めた。
頭を見て欲しい。水面すれすれ。筆者には魚の採餌漁法と見たが・・。
線を引いた時間は結構長く、画像を繋いでみたら距離は40m程だった。
瀬の部分が近くなるとやめて飛びあがった。
この日はこの1っ回しか観察できなかった。
レンズが気に成ったのだろうか?もしそうなら悪い事をした。