2022年9月29日木曜日

団塊世代はパリでも結構写真を撮っているのだ、まずは1986年バージョン。後編。 The baby boomers are taking quite a few pictures in Paris, so let's start with the 1986 version. Vol.2

  今日は昨日のパリの36年前画像。仕事で出張した際のモノの後半。

 日本の老舗女性アパレルブランド企業の新しいブランド・スタートのブローシャー作成でパリの街中を数日ロケ。その後プロのカメラマンが撮影。こちらはロケ・ガイドと撮影現場を遠巻きに管理しながら、30m程離れた遠くから撮影現場を撮影して撮影の練習。それ以外もパリの町中を色々徘徊して撮影。

 広告宣伝用のスタジオ撮影と全然違って、周囲の状況で刻々と条件が変化し、状態は常に変わるという「その場合わせ」の屋外ロケ経験を色々させてもらった。これは雑誌ポパイや雑誌オリーブ、ターザン、あるいはBE-PAL等の海外ロケに参加した経験が非常に役に立った。

 高緯度のパリは夏は昼がやたら長く、逆に冬は朝9時でも暗く感ずる。ヨーロッパ文化と日本文化の差を嫌という程実地体験した。

 撮影はフィルム30本以上したと思う。

 メディアは高価なフィルムの時代だし、プライベートで撮った写真の費用は原価には入れられないし(この辺りがくそ真面目過ぎたという気もするが)、結構自己負担の費用が掛かったのを記憶している。しかし自費でパリなどそう簡単には行けない、出張というものは自分の撮影修練にまたとない機会を与えてくれた。

 この出張の際は陽の長い夏の撮影だったので、朝から晩まで結構ハードなスケジュールで撮影したのを覚えている。時にはアパレル、ファッション界の夜の世界にお付き合いせざるを得なかったが、お酒を一滴も飲めない筆者は何かと理由を付けてお断りした。

 華やかなパーティ会場から、「体調が悪い」と言いながら、ホテルに戻るのに2時間以上も遠回りして街中をしっかり撮影しながら帰ったこともあった。

これがパリの雰囲気。大通りじゃなくて路地裏のジモティ用のカフェ。

京都の錦小路や小倉の旦過市場って感じ?

パリにも猫は居ます。猫に注目したのは岩合さんより先だったかも、窓際の猫!

ここまで来るのにレストランに入って1時間準備!

花のパリでも街中でファッション撮影ともなると、見物人の山。

36年前のパリ画像 おわり。