2021年8月11日水曜日

ヤマセミの定説を覆す生態シリーズ その3. Ecology series that overturns the established theory of the crested kingfisher Part3.

  新型コロナウイルス第5次感染拡大の急激な感染者数増加に合わせて重傷者数も過去最高に成ったというニュースを聞いた。

 第5次感染拡大の現在、第3次の年末年始と同じような事が起きているのだ。これに対する菅内閣の対応はワクチン投与(懐疑的な効果・副反応・入荷遅れ中)と中等症感染者自宅療養という信じられない対応しかしていない。余りに無責任で工夫のない、知恵の無い情けない対応だろう。うがった見方をすれば「お手上げ状態」なのではないだろうか?

 昨日のテレ朝モーニングショーで例の玉川徹コメンテーターが「オリンピックが終わった選手村を中等症患者以上の病棟にして看護すべきだろう、自宅待機させるなど同居人も巻き込んで感染拡大させるようなものだ・・。と言っていたが、最前線の話題のメディア人間として今頃?そういう発想は素人でも随分前にしていると思う、遅すぎないか?

 筆者はこのブログで今年の1月30日、第3次感染拡大時にオリンピック選手村を野戦病院化させ、医療・看護関係者をクルーズ船を晴海岸壁に横付けし、宿舎にすべきだと投稿した。オリンピック開催と、今目の前で死ぬかもしれない人々を救うのとどちらに優先順位が高いのだ?と説いた。

 24時間交代制で遠距離を通わずに済む応援体制をとるにしても良いアイディアだと思ったのだが・・。

 https://yamasemiweb.blogspot.com/2021/06/2020tokyo-baby-boomer-worry-about-covid.html


 またまた愚痴ってしまった、ご容赦願いたい。 

  TOKYO2020の閉幕とその直後のメディア報道をレポートして、本来ウイークデーにアップする野鳥ブログを2日間さぼってしまった。

 今日は生態シリーズの第2弾!『ヤマセミは地べたなどに一旦置いた獲物は二度と咥えないし、食べない、見向きもしない・・。』に反する生態・・」の最終編だ。

 場所は川辺川、相手は数年間こちらの存在を認識してくれているいつもの個体だ。今回も二匹同時に獲物を獲ってきて、岩の上でこちらを向いて誇らしげに獲物を見せつけている前回のPart2.(=8月8日投稿分)の続きから始めよう。

 二匹を咥えたままのヤマセミは、暫く筆者(=撮影者)の動静を観ていたが、おもむろに二匹のうちの一匹を岩の上にそっと乗せ、口に残った一匹をまず食し、そうして周りを良く確かめたうえで岩の上の二匹目をそーっと咥え、食べたのだ。その瞬間、シャッターを押しながら「やった!今までにない生態を撮れた!」と感動したのを昨日のように覚えている。

二匹咥えた状態で徐々に一匹をずらしていって・・。

向かって左側の獲物を岩の上に落そうとしている。

無事に足元に一匹を落とした場面。


さっさと一匹目を飲み込む。

そうして、そーっと落とした二匹目を拾う。「まさか?」と思った瞬間だった。


明らかに後ろめたさを感ずるように見えたが、気のせいだろうか?


二匹同時だから胃の中は満杯だろう、しばらく魚の尻尾が見えていた。