2019年2月26日火曜日

関東では出遭い難いツリスガラ。 European Penduline is not available to encounter at east Japan area.

 冬季に九州へ行く都度、必ず探す野鳥がツリスガラだ。ほぼ確実に出遭える場所を知っているので外す事は無いが、今年は多かった様だ。

 筆者が行く場所的には不知火干拓、および不知火海(=八代海)沿岸の干拓地の殆ど、更には八代市の球磨川、前川の土手に在る葦原が多い。熊本市内ど真ん中の江津湖でも出遭える時がある。

 探すヒントは葦原でパチパチと何かがはじけるような音だ。其れもあちこちで聴ける。そう、オオジュリンなどの発見方法と同じだ。要は葦の枯れた茎に巣食うカイガラムシの仲間を探して採餌する為だ。

 朝のみならず、日中でも、夕方日暮れ時でも盛んにパチパチやっているので判り易いと思うが、なにせ警戒心が強いのと群れで移動うえ、葦原をチョロチョロ移動するので撮影するのが非常にシンドイ!

 オスとメスの違いはモズのオスとメスの違いに良く似ている。もうこれだけでお判りだろうが、オスは眼の所を横断する真黒い横ライン(=過眼線)が決め手。怪傑ゾロ、古くはローンレンジャーのような目出し黒タスキのような面構えだ。そうしてオスは頭がグレーがかっている個体が多い。 


オスは過眼線が黒で頭部がグレー。

メスは過眼線が茶色で、頭部も薄い茶色が多い。






ツリスガラの飛翔画像は小さい野鳥だけに難しい。


10~20羽程度の小群れで動くので、練習すれば飛翔画像も撮れよう。関西以西へ行かれた方は是非葦原で耳を澄ます事をお薦めする。