2017年6月18日日曜日

2017年ツクシイバラとセッカ情報。 2017 year Zitting Cisticola and Japanese wild rose information.

 今年のツクシイバラ(熊本県球磨郡錦町・球磨川河原)はいアマ現在が満開だという。確かツクシイバラ(ノイバラ)の株は満開のピークが二度三度在るように聞いたが、今年は相当遅かった。普通は5月半ばには満開に成ることもあったが、今年5月21日頃はまだ2分咲きだった。

 この錦町のツクシイバラ・エリアで出遭える野鳥は、セッカ、ホオジロ、ホオアカ、ヒバリなどがその中心。時折オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウが上空が舞う。

 なんと言っても一番目立つのがセッカ。このセッカは13cmと雀より小さく飛び回っているところをみると、声は大きいもののその姿は野鳥というより虫に近い様な気がする。

 1年ほど前にもこのブログで錦町ツクシイバラでのセッカの投稿を行ったが、それ以降4,000名に近い多くの方にご覧戴いており感謝に堪えない。今年も5月20日前後に二度ほど現地を訪れピンクの花群とセッカのコラボレーション撮影にチャレンジしてみた。

 肝心のツクシイバラそのものがまだ2分咲きだったため、撮影チャンスは極端に少なかったが、お陰様でなんとか今年も撮影する事が出来た。セッカが留まっている所を撮影するのは視力さえ良ければそう難しいことではないが、飛翔中を撮影するのは野鳥の中でも非常に困難だというのが筆者の経験値だ。

 畑や草原へ行っても声だけ聞こえて姿が見えない野鳥として話題の野鳥だが、その飛び方を図解したので参考にしていただけると嬉しい。



説明画像で赤いラインは向かい風方向へ上空に上がっていく際の飛翔。

この際はヒッヒッヒッヒッと鳴きがら上昇する。

これは昨年の撮影、止まり木を探しジュンジュン、チャッチャッチャッと鳴き声を変えて高速で低空飛行している様子。

降りてきて横っ飛びの最中の画像はなかなか撮れないので非常に少ない。

一本斜めに伸びた枯れ穂に幾度も留まりに来た。お気に入りらしい。




まだ二分咲きのツクシイバラが背景なので、この際は背景にピンク色が入らない場合の方が多かった。今現在の方が遙かに良い絵を撮ることが出来るだろう。お近くの方々が大変羨ましい限りだ。