2016年1月17日日曜日

東京都心100年の森でカワセミのダイブを撮る! I took a kingfisher dive in the forest of 100 years of the Tokyo downtown area!

 正月3回目の明治神宮の森でカワセミのダイブを撮ってみた。内苑に大きな池があるのだが、池は南に面していて、対岸の深い森は全て昼間は逆光になってしまう。対岸に居る野鳥は極めて撮影し難い場所で有名だ。したがって野鳥を狙うなら薄曇もしくは曇りの日しか碌な観察は出来ない。ましてや、陽の低い真冬の今の時期は、普通はそちらを向いてカメラを構える事は少ない。

 しかしたった一箇所だけ、其処での野鳥の動きを収められるポイントが在った。今回は其処から偶然カワセミの採餌ダイブを3回ほど撮影出来た。勿論いつもの通り手持ちでの撮影だったが、起承転結を撮る事が出来たのは本当にラッキーだった。

 しかし、NHKの正月特番のせいだろうか?今年の明治神宮の人出はすごいものがある。例年でも316万人など300万人越えの超有名神社なのだが、既に1月も16日だというのに参拝客は引きも切らず列を成している。海外もしくは遠くから来たのだろう、数名グループが参道の砂利道をキャリーバッグ引きづりながら、西部の幌馬車隊の様にもうもうと土埃を上げながらお参りをしている。

 そんな参道からホンの100mしか離れていない内苑の池で、こうしてカワセミの「チャポン!」という採餌ダイブを撮影している自分が何かとても不思議だった。ちょうど遠くから明治神宮の正月らしい演出で笙の音(たぶん越天楽)が聴こえて来る中でのカワセミ池ポチャは、世界広しと言えども此処だけだろう。貴重な経験だった。遠くて生演奏か録音かは判らなかったが明治神宮だもの、生だったかもしれない。

3回のダイブで一番近距離ダイブだった。縦方向に撮れたので合成しやすかった。残りの2回はけっこう横方向で、長距離ダイブだったが、いずれも採餌成功!余程小魚が豊富なのだろう。

1カットづつを見ても、各瞬間を詳しく観察できる。

主翼の使い方はもう感心するしかない。

入水の瞬間は人間水泳高飛び込みと同じだ。

この回のダイブも採餌は成功だった。この後の様子はまた後日。