2015年1月9日金曜日

キバシリを陽の当る側で初めて撮れた! Treecreeper came out in the sun !

 キバシリは樹木の幹で一見ゴキブリのような動きをする。その動きが早いので小さなすばしっこいキツツキの仲間だと思っている人が居るほどだ。珍しい野鳥を追いかけている撮影者の中にはまだ一度も見たことが無い人が結構居る事を知った。要は目立たない野鳥のベスト10に入る種なのだろう。

 今まで見たのは、アカショウビン飛来騒動で撮影者達のマナーの悪さが毎年報道される戸隠森林公園、奥日光戦場ヶ原の2箇所だけだ。今回の中禅寺湖畔は観察したのも初めてだったが目の前の木に居たのでラッキーだった。

 地元・鹿沼のベテラン・バードウォッチャーと話をしている最中に20mほど離れた雑木林の木に動くものを発見。あわてて20cmほど積もった雪原を走って近づき久しぶりに見るキバシリだと気が付いた。例によって樹木の裏側・日陰側をチョロチョロ登っていく。ゴジュウカラのように下向きには進まないのが面白い。樹の裏に回っても、表側に出てくる場所と時間は大体想像できる。アカゲラなどと同じような感じだ。

これが普通に見られる日陰側を進むキバシリ。

こういった細い枝で見かけることも珍しい、普通はもっと大きな幹で見かける。

苔と幹の間で寒さをしのいでいる虫を穿り出している。

珍しく太陽を背に受けて、日向で撮影できた。深い所の餌を突いていた。

ジョン・デンバーの「Sunshine on my shoulder」を思い出してしまった。