2013年2月21日のブログ
= http://yamasemiweb.blogspot.jp/2014/02/i-met-with-northern-harrier-in-watarase.html
また地元の撮影者に恫喝されるのかと気は重かったが、バラバラと5名ほどが大型レンズを三脚に装着して待っていた。何を待っているのかは前回の事もあるので一切訊かず、こちらも黙々とセッティングして日没を待った。
3時半頃、遠くの樹木沿いにカラスに追われて茶色い猛禽類が飛翔してきたが、V字飛行の姿はチュウヒ類の特徴だ。とりあえず撮影練習で20カットほど撮影。そのまま高い葦原の向こうに消えていった。
その後もチュウヒ系が3度ほど飛翔、ノスリなども飛翔。しかし夕陽も綺麗に関東平野に沈み、どんどん暗くなっていった。1分毎に1絞りづつ暗くなる感じ?いつの間にか撮影者達がいなくなり、隣で頑張っていた若いジーンズのとちぎナンバーのお兄さんもカメラを仕舞って帰っていった。
丁度その10分後だったろうか、沈んだ太陽の方角から二羽のカラスを伴って低い位置で飛来する猛禽類を発見。
悠然と飛ぶその猛禽類は今まで視た事がない胴体の後ろ半分が白く、主翼の裏側も白っぽい個体だった。主翼の表側は青灰色っぽい感じだった。広い葦原を1週して私の目の前30mほどでいきなり葦原に降下して消えた。塒入りなのだろう。
とにかく暗くなってからの撮影は非常に困難を極めた。ISO感度は既に32000に上げないとまともにシャッターを切れない。EOS1Dxだからこそ撮れたのだろう。人間の眼より明るいシステムだから画像は荒いが何とか撮れたのがラッキーだった。
日没と同時に急激に気温も下がり、葦原の明かりで何とかAFを効かせるのが精一杯だった。今回は昨年2月に引き続き超ラッキーな一瞬だった。今年も何か良い事が起こりそうだ、期待しよう。
まだ陽が在る時にはチュウヒがさかんに姿を見せていた。
なかなかハイイロチュウヒは手前まで来てくれず、チュウヒばかりが目に付いた。
この日も関東平野の夕焼けは綺麗だった。
陽が沈んで20分も経った頃だろうか、いきなり低空で現れたハイイロチュウヒの雌。
日没後だったので主翼の裏側もそれほど白くは感じなかったが直射日光を受けると綺麗だろう。
主翼の表側は青味掛かった灰色ぽく感じた。
だんだんと高度を下げ・・・。
目の前40mほどだろうか?700mmでほぼノートリ(この言葉は大嫌いだが)の距離でいきなり急降下して葦原に消えた。二度を舞い上がらなかったのを見ると塒入りだろうと思う。