キビタキとアオゲラなどで初夏の高尾山はにぎやかだと昨日登った日の投稿でご紹介したが、実は野鳥目当ての人は非常に少なく、野生のランを中心とした花や蝶を求める高齢者たちが非常に多かった。
通り過ぎる人ごとに「〇〇ランは何処ですか?」「蝶を撮りたいんだが・・。」と盛んに訊かれた。多分こちらが迷彩パンツに迷彩ベスト、迷彩ハットを着て迷彩デイパックを背負っていたからかもしれない。自然観察案内人にでも見えたのだろうか?
野鳥を観察・撮影に赤や黄色、ピンクに黄緑など派手な色を着て行っては逃げてしまう事をこのブログで幾度もご紹介した。迷彩だといくら視力は良くても野生動物から見ると周りの背景に同化して観にくくなるもの。
映画プレデターのバケモノのように熱感知センサーでも持っていれば別だが・・。
高尾山へ登る方の多くは最近mont-bell(=モンベル1975~)のウエアなりギアで身を固めている人が多い。きっと、大都会の盛り場にある洒落たアウトドアショップで買い求めたのだろう。なんせこちらはアメ横の中田商店だもんなぁ・・。
元アパレル会社VANの社員だった筆者は、山に登っても休憩中の人々を視るとどうしても身につけているモノに目が行ってしまう。この話題はまた週末ブログで・・。
で、今日はその訊かれた「野生ラン」を中心に昨日高尾山で見かけた植物をご紹介。
まずは1号路を登り始めてすぐ右側の針葉樹に着生していたセッコク(野生蘭)。
色は白やピンク、黄色系などいずれも淡い色、長生蘭とも言われる。
針葉樹や岩に着生するだけで、寄生して養分や水分を採る訳ではない。
見事な下り枝に着生したセッコク。まるでこの樹の花のように見える。
ムヨウラン 1.
ムヨウラン 2.
ムヨウラン群生 3.
サイセイラン
ウメガサソウ(蘭ではない、ツツジ科の希少植物)
ウメガサソウ
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ まだ蕾
花が開くとこうなる。2014年5月人吉・球磨エリアで
山奥の森林地帯に数カ所に咲いていた。
ギンリョウソウは10年ほど前人吉球磨の楪葉牧場裏の森林で立派な株に遭遇。
たぶんソメイヨシノ系のサクランボ、頂上広場で。
イナモリソウ
イナモリソウとホシザキイナモリソウの群生
ホシザキイナモリソウ
今ならこれらに間違いなく出遭えよう。行きたい人居たら案内可能です。