カワセミを一生懸命撮影されている方々は、いつもその採餌ダイビングの瞬間、一部始終を撮影することに全神経を集中させている事だろう。
広い川は別として三鷹の野川のように川幅5m水面2mに満たない狭い小川では大概カワセミは土手の木々の枝からダイブする。たまに雪の降った日など木の枝に雪が積もり、留まれずホバリングからのダイブを撮影したこともあったが・・。
一方で九州熊本の球磨川は人吉市内で川幅200mに及ぶ。したがって一番ダイブを数多く目撃できるのが橋の橋梁や橋脚だ。
以前は川の両岸間にワイヤー架線が渡して張ってあり、ヤマセミにとって格好のダイビングポイントになっていた。それがあちこちで撤去されてしまい、ヤマセミたちはホバリングを多用せざるを得なくなった。
筆者のような撮影者にとってこれほどホバリング撮影のチャンスが増えて嬉しいことはない。今日のこのYAMASEMI WEB BLOGは、その名の通りヤマセミのホバリングからダイブに至るまでのシークエンスをご紹介! 球磨川本流人吉市内での撮影。
いつもこのポイントに居るメスの個体は、数年間顔を突き合わせてきたのでお互い祖認識している。