テレ朝系列の「ポツンと一軒家」じゃないけれど、霧ヶ峰の草原にポツンとあるヒュッテが筆者の野鳥撮影のベースでもあり、一人で脳内洗浄、脳内整理を行う場所。
子供の頃から都会ではなく地方の自然が多い所で育ったせいか、人混み・草木がはえていない所、屋内・・が苦手。
小学校に入った最初の3ヶ月だけ、本郷追分に在った当時の東京学芸大附属追分小学校に北区の一里塚から黄色と緑色のツートンカラーの都電で通った。しかしその年の夏以降北九州は小倉市の市立中島小学校(草刈正雄が後輩)~福岡学芸大学附属小倉分校(中尾ミエが先輩)~熊本県八代市立太田郷小学校(卒業)で常に自然と隣接した学校環境で過ごした。
だから、東京および近郊で育ったの団塊世代の人々とは何かが違うような気がする。
だいぶ錆が回った団塊世代の脳を洗浄するには、多少の事ではうまく行かない。緑地帯や海・川へ行かないと「再起動」できないのだ。
そんな筆者なので・・・。
本来狙いは野鳥なのだが、こうした高原にポツンと一軒のヒュッテをたびたび訪れ「脳内洗浄」を行うと、此処の生活、空間、空気、光などを画像にしてみたいと思うようになってきている。
きっちりきっかりした写真ではなく、コンデジで撮った割にいい加減な画像をPCの画像処理でパステル調にしてみたらどうなるか?
夜明けの高原で一瞬しか観られないような自然の移ろいを画像化してみたらどうなる?
写真の面白さを野鳥撮影とはまた別の切り口でチャレンジしてみたくなる。そういう場所がこのヒュッテにはある気がしている。宿のご主人夫妻が素晴らしいのももちろんだが・・。
風がなければ全く音がしない。
晩秋の平日、日の出直後・早朝は誰もいない。慣れていないと怖いくらいだ。
行楽気分で来る者もいれば、真剣に重装備でトレッキングする者もいる。
雨あられと木の葉が舞い落ちてくる。
風が強くて木の葉がバラバラ音を立てて飛んでいく!
駐車場から約2㎞、荷物を背負って2~30分歩かねば行けない。それが良いのだ。
雨上がりの木道は非常に滑りやすいから要注意。
色々な人種が交錯するコミュニケーション空間でもある場所。
質素でも質実剛健な夕食。
朝は管理人直々のドリップコーヒーで始まる。
もう完ぺきな厚切りトースト!マーガリンなんかじゃなくてちゃんとバターだ。
これがあるから、きちんと腹ごしらえ出来て野鳥撮影に行ける。