2020年4月1日水曜日

武蔵野の野川沿いで野鳥と花のコラボレーション! A collaboration of wild birds and flowers along the Nogawa river in Musashino !

 以前地震調査研究推進本部地震調査委員会が公表したデータに、日本において一人の人間が30年生きている間にいろいろな災害や事故に遭遇し被害を被る確率が出ていた。

【災害】・大雨で罹災する確率は0.50%、死傷する確率は0.002%・台風で罹災する確率は0.48%、死傷する確率は0.007%

【事故】・火災で罹災する確率は1.9%、死傷する確率は0.24%交通事故で負傷する確率は24%、死亡する確率は0.20%・航空機事故で死亡する確率は0.002%

【事件】空き巣ねらいに遭う確率は3.4%・ひったくりに遭う確率は1.2%・すりに遭う確率は0.58%・強盗に遭う確率は0.16%殺人事件の被害者となる確率は、0.03%
この中に疫病・成人病(生活習慣病・三大疾病)は入っていないが、別の死因データを見ると、全人口男性/女性に対して(%)悪性新生物(=主に癌)29.77/20.30、心疾患(心筋梗塞など)14.45/18.57、脳血管疾患(脳梗塞など)13.2316.99、肺炎11.72/11.51、不慮の事故4.12/2.88、交通事故1.21/0.56、自殺2.67/1.18となっている。

 要は如何に病気による死因が大きいか良く判る。そのような中今回の新型コロナウイルスによる感染確率~死亡確率がこれらに比べてどうなのかをよく自分で調べて怖がりながら対処したり覚悟したりすべきだろう。どう考えても全人口に対する感染比率や死亡率は三大疾患やインフルエンザに比べても決して高くないのだ。
 だからと言って、もちろん放っておけばよいという事ではない。

 今回の新型コロナウイルス禍も、ごくごく自然の地球環境の中で、風邪、インフルエンザ、台風、雷などと同じで、人間だれもが当たり前に遭遇する危機なのだから「これもごく普通のことなのだ」と構えていれば良いのだろうと思う。
 「絶対な安全」などというものは決して地球環境においては存在しないという事は、大自然と普段から接していれば良く判る。都会生活に慣れ、文明・便利社会にどっぷり浸かっている人間ほどこれが判らない、環境の変化についていけない。もうこれは人間の生き様~~哲学の世界に入るのだろうと思っている。

‥という事で、今日は江戸以前の花鳥画をイメージした野鳥スナップ!

 今年の桜(ソメイヨシノ)は東京で3月14日ころ開花し、22日の三連休最終日に満開の発表があった。花をよく見ると、一本の桜で花の芯の部分が赤くなり散りかけの花があれば開花したてで黄色や緑っぽいものが混在している。さらにはまだ蕾の花もあったりで普段の年とはいささか違うようだ。

 桜の花といえばヒヨドリやメジロが蜜を吸いに来て「花鳥画」ではないが、アマチュアカメラマンやインスタ・スマホカメラマンが殺到するのが春の風物詩だ。今年はせっかくこれが長く楽しめるのに、新型コロナウイルス禍でそうもいかない。人が居ない武蔵野の野川であれば…と出かけていくつか撮影してみた。

シジュウカラも我が家で餌をついばむのと異なって風流。

盛んにツーピーツーピーやっていた。

オナガはなかなか関東以北でしか撮れないかもしれない。

上野公園でもどこでも撮りやすい被写体。

遠くのヒヨドリも「花鳥画」のようで絵になりそう。

カワセミは菜の花に非常に似合う野鳥の代表格。


菜の花の向こうを悠々と泳ぐシマアジ。


最後は水面に映った菜の花の下を泳ぐカイツブリ。