2019年10月3日木曜日

団塊世代は曼珠沙華のちょっと変わった撮影にチャレンジしてみた。その1. The baby-boomer challenged to take unique photos the red spider lily. VOL.1

 この時期の被写体として写真撮影愛好家の「お約束」に曼珠沙華がある。今年は長梅雨と真夏の暑さの影響なのか、いつもの年より2週間ほど満開が遅くなっている様だ。
 筆者の住む三鷹・武蔵野界隈の野川流域でも咲き始めたのは9月17~8日頃だ。これは3日に一度のペースで野川沿いをランニングして自然の移り変わりをコンデジで撮影しているから割に正確だと思う。
今年はランニングの途中で9月18日にこのような状態で花芽を確認。

 過去筆者は野鳥撮影の折にたまたま曼珠沙華のシーズンに当たった場合、其処に曼珠沙華が在れば撮影はするものの、念を入れてしっかり撮影するという事はあまりしなかった。

 せいぜい、北九州の小倉南区にある「貫地区」の稲刈り農作業を撮影していて畦や土手に咲いている曼珠沙華を撮影した事があった。同じ頃平尾台の裏側にある井手浦浄水場の山側に広がる棚田の畦に生える曼珠沙華を撮影したが、どちらかというと主人公は棚田の方だった。
北九州市小倉南区の井手浦の棚田

井手浦の平尾台反対側、「貫地区」の曼珠沙華

せいぜいこの程度の撮影しかしなかった。

変化が欲しければアゲハがまとわりつく程度の撮影努力が限度だった。

 その後、暫くは曼珠沙華を見ても付き合い程度にしか撮影せず、勿論観光的に有名な埼玉の巾着田などへは間違っても行く気はしなかった。
 桜の時期や紅葉の時期の京都へ行くようなもので、撮影するにしても観光客の頭が半分写る事に成るのだろう。しゃがんで植物図鑑の様なアップを撮るなら何も巾着田などへ行かずとも自宅の庭の曼珠沙華を撮れば済む話だ。

 しかし、東京都三鷹市には一面の曼珠沙華の群生地がある。それが野川自然観察園だ。海棠やツリフネソウの群生も同時期に鑑賞できるので隠れた撮影の名所だ。いずれも今年はもう峠を越えているので、来年のこの時期、想い出したら行かれるが良かろうとお勧めする次第。


朝9時30分開園で9時35分にはもうこの状態。

晴れた日は光が鋭い。日陰と日なたのコントラストは非常に強い。

此処は朝9時30分に成らないと開園しない。野鳥観察・撮影愛好家にとってはとても意地悪な開園時間だ。午後4時30分位は閉じてしまう。ゲートは一か所しかないしトイレなどはない。月曜日は閉園している。撮影の場合三脚の持ち込みは禁止だ。一脚は可能。

 3日に一度ランニングで此処を走っている(園内に入るのは5回に一度)ので、自然物の変化は割に頻度高くチェックしている。そこで、今回曼珠沙華を撮影するにあたって、在る考えが在った。次回はこの成果をご案内してみたい。