2019年10月30日水曜日

10月に成るとオシドリが沢山飛来する球磨川流域。その数全域で千羽以上の年も。The Kuma River basin where a lot of mandarin duck comes in October. Over thousand of them.

 オシドリを表す漢字は読むにしても書くにしても難しい。「鴛鴦」でオシドリ。発音はエンオウとも発する。一見ものすごく難しいが、双方とも下半分は鳥だから上の冠部分さえ覚えれば意外に簡単かもしれない。怨の上の部分と、央の字だけ覚えて置けばフリーハンドでも書けよう。これを友達の前ですらすら書けたりしたら尊敬されるかも?

 前の鴛(えん)はオス、後ろの鴦(おう)はメスを表している。なかなか鳴かない野鳥としても知られているが、オスがメスに求愛する際のディスプレー中は鳴き声を上げるのを動画で撮影した事がある。

 一羽のメスをめぐってオスの群れが入り乱れる様は、「これは!撮らねば・・。」と思わせるに十分だった。
https://www.youtube.com/watch?v=yeRhhQYHZos&list=UU7d9z1G0feKitXMPS0ToKhw&index=68

 その際はやたらオスばかりでメスが少なかったが、ある場所ではオスが少なくメスが多いという場合もあった。

 この球磨川流域では、上流の川辺川流域から下流部の坂本辺りまで至る所でオシドリに出遭える。時には5~6月まで居たりする。

 坂本付近は昔、トモエガモの大群が来ていた様だが、今はオシドリばかりのようだ。人吉盆地入り口の「渡駅」から「那良口駅」にかけては昔からオシドリが多い。

 勿論新宿御苑にも居るが、群れ飛んだり、全体の姿を見せてくれるのはやはり球磨川流域が一番ではないだろうか?

もうペアリングが出来ているようだ。

野鳥に詳しければ知っての通りだが、毎年相手を変えるオシドリ。

オシドリ夫婦とはいったい誰が名付けたのだろう?



これだけ極彩色のオシドリが飛ぶ姿は更に豪華だ。

地味なメスも飛ぶ際は眼の周りのガビチョウっぽい特徴が良く判る。

観ていて決して飽きないのがオシドリではないだろうか?