2019年7月17日水曜日

ヤマセミの緊急回避行動の解説 詳細編。Commentary on the crested kingfisher's emergency avoidance behavior,detail.

 再び昨日のブログへのアクセスが多く、如何に多くの方がヤマセミ特有の生態に興味を示している事が判った。やはり川幅の広い球磨川ならではの観察に意味があったのだと安堵する次第。

 今日はその詳細画像と動画でじっくりと見て頂ければ幸いだ。動画の方は昨年末、NHK総合の「ニッポンの里山」ロケ中にカメラクルーと一緒の時にたまたま筆者が横で一緒に収録したもの。

 静止画の方は、数度往復したうちの一部だけ掲載。

右で一度水没反転して戻ってくる所からの画像。


向こう側を飛ぶヤマセミは兄弟もしくは親鳥。

腹ばい状態で羽ばたきをせず滑空。

時には滑空しながら小さな足で水面を蹴っているのではないかと思われる様な跡が点々と残る事があるが、まさかとは思う。

水没の瞬間もの凄いGを感じながら反転に入っている。

反転時の水しぶきは非常に高く上がり、追う天敵への目くらましにもなっているようだ。体は既に180度逆方向へ向いている。


採餌の際のダイブ後の動きとは相当違う速い飛び出し。

この時点で追いかけていた敵との距離は相当開いている。

これらを動画でご覧頂くと、その凄さがお判りいただけよう。

※なお、この資料映像に関しては不許複製でレジスター登録してある。