2019年7月4日木曜日

ヤマセミが5羽、6羽も目の前で展開する不思議な人吉市。 It is a mysterious Hitoyoshi city where you can observe 5 to 6 the crested kingfishers at once.

 九州南部の大雨も一旦小康状態で安心した。しかし此の先暫くは再び大雨の可能性が有るので気を緩める訳にはいかない。
 
 それにしても昨夜のNHK総合ニュース9、人吉市の現場からの大雨避難報道の恥ずかしさ。体育館と思える避難所からの若い中継レポーターの後ろで子供達がはしゃぎながら走り回っている。

 避難している方々は、不安だから避難しているのであって、決してピクニックに来ているのではない。現場でその辛い状態を映されるのは決して嬉しくはないだろう。

 しかし、昨夜の報道は無邪気に走り回る子供をなぜかズームアップする場面もあり、観ている方からすれば一体何を伝えたいのだ?このNHKの中継クルーは・・・。と思わない訳には行かなかった。



何故、はしゃぐ子供達をズームアップなどするのだろう?ディレクターとカメラマンは一体何を考えて報道しようとしたのか?中継アナは後ろの画像が見えないから責任は無いと思うが・・・。この映像で避難し不安を抱えた人吉市の人々の状況を正しく報道できたと思うのだろうか?

 NHK熊本放送局と言えば、あの熊本地震の直後、余震の続く中停電で建物から出て避難している人々にマイクを突きつけ、嫌がり背中を見せる親子に「ド~ですか?」と信じられない問いかけをしたシーンがまだ眼に焼き付いている。
 1980年~90年代だと思うが、北九州・小倉の小学校でクラスメートだった小峰丈郎君がこのNHK熊本放送局の放送部長を務めていた当時は、厳しく九州圏内でも抜きんでた報道レベルだったそうだ。

 熊本地震直後はベテラン報道マンが混乱状態の中益城町の現場へ行けない中での「急いだ第一報」を伝えたかったのだろうが、民放は数時間後には全国区の見知ったキャスターを現場に送り込んでいるのに比べて、NHKの対応は非常に遅かった。この辺りの弛み加減はどうなっているのだろう?猛省を促したい。

 また団塊世代の愚痴こぼしになってしまったが、ご勘弁を!

 今日のヤマセミ・ブログはその人吉市で一度に5羽、6羽観られる、一年にほんの5日間だけの子育て週間の画像をご紹介。

この手の繁殖期のヤマセミファミリーの画像をアップすると、必ず言われるのが「合成だろ?」「ウソは良くないよ!」のコメント。

ブラインドに潜んでヤマセミに近づき観察撮影する方法と異なって、複数のヤマセミの生態を把握するには150m以上離れて、警戒心なく展開するヤマセミの親子を長時間観察しないと判らない。そういった点で人吉市以外にこういった環境は、あるとは思うがまだ知らない。

5羽いるが、これが全て幼鳥とは限らない。しかし今回どうやら8羽のファミリーではないかという観察画像が撮れている。1つのフレームには6羽が最高だが、ごく近いエリア(50m以内)に3羽、2羽、3羽が同時に居る画像が撮れているので現在精査中。

此処で親鳥が一羽加わって6羽の画像。

親が右へ消え去った直後、それを追った一羽の幼鳥を残りが見送る場面。この直後全員が右の方へ親を追った、余程腹が減っているのだろう。