2017年10月30日月曜日

八島湿原を横切ってチョウゲンボウ現る! Common Kestrel appeared crossing wide Yashima wet land.

 アカゲラやカケスの様子をお伝えしたが、今回のお楽しみはこれからだ!主役はカケス、脇役がチョウゲンボウとノスリなのだ。

 カケスは今まで来の八島湿原へ来る都度、目視し撮影してきたが、ノスリやチョウゲンボウには出くわしていなかった。少し標高の低い踊場湿原ではノスリは数回目視している。

 今回は日の出とともに、誰もいない矢島湿原の木道を抜き足、差し足で音を立てずに超スローペースで進んでいる時、北東の方向から広い湿原を飛んでくる大き目の野鳥が眼に入った。
 静かに飛んで来たのであれば気が付かなかったろうが、聴きなれない「ピャッピャッピャッ!」という声でパタパタ羽ばたきながら、時々滑空しながら飛んで来たのだ。主翼の付け根が頭に非常に近いので一発で猛禽類である事は判明。ハヤブサかと思ったがチョウゲンボウだった。

 しかし、目の前にはノスリが2羽のカケスと対峙していて、カケスがやたら鳴きわめいてノスリの留まっている枝を周回しているのだった。さてこの先この猛禽2種とカケス2羽がどうなるのか・・・朝7時前の高度湿原は緊張に包まれたのだ。そんな中、チョウゲンボウは木道の先80mほどの梢に留まった。
チョウゲンボウが現れる直前、後ろ向きのノスリと左下のカケスが緊張感を持って対峙していた。
その時突然、湿原の中ほどから鳴きながら飛んでくる猛禽類に気が付いた。

ハヤブサかチョウゲンボウだと判断、撮影に集中した。



目の前を横切って湿原周辺を取り巻く樹林帯の樹の梢に留まった。

しかしすぐにこちらの存在を確認するように暫く目視されたのが判ったので、こちらも一歩も動かなかった。