通年でつがいが寄り添っているヤマセミの生態に関する項を終了し、次の生態項目の整理をする間、他の野鳥の生態レポートをお届け。
ちょうどここ数週間で収録できた繁殖期直前の野鳥の佇まいをご紹介。
まずはコゲラの巣穴掘り!
これは近所の野川流域で1週間前の収録。半分枯れ木で高さ5mほどの場所。真下を人間が通れる場所。
面白いのは、枯れ木の幹にいくつか突いた跡が観られる事。要は幹の芯の部分が空洞に成っているか否かを判断しているのではないだろうかという推察だ。
一回で掘った木くずをこれだけ放り出すのだから、作業は速いようだ。
1時間も釘付けに成ってしまった。
こうして穴をあけた後、すぐに繁殖行動に入ると思いきや、同じ個体と思われるコゲラが別の所で穴を掘っているのに遭遇。キツツキの類は数か所も穴を掘るようだ。一か所掘るだけでも大変だろうに。