とうとう1年の晦日の月になったヤマセミつがいの一年。
過去1月から11月まで毎月人吉界隈で収録したヤマセミつがいの佇まい。12月も数多くの生態・証拠画像が収録されている。
これは、11月にも言える事だが晩秋に成って落葉樹が木の葉をすべて落とし、丸裸になった為枝留まりのヤマセミを視認しやすくなったという事があげられよう。
ただ人吉市の場合、球磨川本流にも支流にも2017年頃までは川の水深を図る為、計測ゴムボートを係留移動する為と思われるワイヤー架線が川を横断していた。ヤマセミ箱のワイヤー架線を絶好の採餌ベースとしていたので、樹に留まるのは羽休めの時に限られていたようだ。
もっとも、何年も人吉に通えば各ポイントでのヤマセミの留まる場所は記憶しているので、葉っぱで樹木が覆われている夏季も居る場合は判るのだが。
12月のヤマセミつがいは他の月とは多少違う動きをしていることが確認されている。それは早くも求愛給餌の動きをオスが行うという事。しかしこれはすぐ交尾には結びつかない。
ひょっとすると、この年末12月というのは「また来年度も仲良くよろしくね?」みたいな、当然ながら一応儀礼的「お約束」の仕切り直しの時期かもしれない。
メスが交尾を促す態度をとってもオスは遠ざかってしまう。「まだ早い!」というかどうか知らないが、収録された静止画・動画共にその状況を明解に示している。
ただ、一番最初に述べた通り人吉市周辺のヤマセミを10年観察したからと言って、全国のヤマセミが皆こうだとは決して言わない。環境が全国他のエリアとはあまりに違うと思われるから・・。
12月は画像が非常に多いので、ほぼ2011年の12月の画像だけで今日のブログが埋まってしまう。
2011年12月13日 球磨川本流
2011年12月13日 球磨川本流 2冊目のヤマセミ写真集に詳細掲載
2011年12月11日 球磨川支流万江川
2011年12月11日 球磨川支流万江川
2011年12月11日 球磨川支流万江川
2011年12月11日 球磨川本流
2012年12月24日 クリスマスイブ球磨川本流