霧ケ峰の八島湿原でのノビタキの子育て、いよいよ幼鳥給餌生態に関してのレポート。ヤナギランの満開時期にこれらの生態を観ることができて、今年はラッキーだった。
シジュウカラ、スズメ、ツバメといった都会型野鳥も同じように、巣立った雛への給餌は段階がある。巣立ってすぐの頃、最初は決まった場所にヒナが止まっていて動かない。
ヤマセミやカワセミも数日間同じ場所で親からの給餌を待つ。河川に面した岩や大きな倒木あるいは長い枝。
ツバメの場合は電線、スズメは電柱のトランスの周り、シジュウカラは巣立った場所のそばの大きな樹の下の枝。4~5日過ぎると少しその付近を動き回り、1週間もするとヒナたちは勝手に動き回りはじめる。
ノビタキの場合は最初はシシウドなどの大きな花の上など安定した場所。少し動き回れるようになるとしっかりとした草木の茎などで親からの給餌を待っているようだ。
今日は、まず動かず親からの給餌を待つレベルの親子の様子。
採餌した親は絵を待つヒナのもとへ急ぐ
餌を咥えて飛ぶ親鳥
しっかりとした草の上で待つヒナへ給餌
この辺りはツバメなどの場合と同じでヒナの口に頭を突っ込んで確実に給餌する。
給餌が終わると他のヒナの様子をチェックしたり次の餌を探して忙しい。