2023年8月2日水曜日

久しぶりにキバシリの生態をご紹介。 Introducing the ecology of Kibashiri(=Treecreeper) for the first time in a while.

  筆者が良く訪れる日光~奥日光にはキバシリがたくさん生息している。中禅寺湖畔の木にも多いようだ。

 このキバシリ、当然木の葉が落ちた晩秋から春先までが一番観察しやすい。

 樹木の幹をちょろちょろする似たような生態の野鳥にはゴジュウカラがいる。しかし似ていてこの二種よく見るとその行動が違う。

 ゴジュウカラは自由に幹を上下して動き回るが、キバシリは上へ上へとしか動かない。逆さになって下に降りるところを全然撮れていない。ゴジュウカラにはいくらでもそういうカットがあるのに・・。

 調べたら、やはりキバシリは上への一方通行で、隣接するほかの樹木に移る際に木の根元付近へ飛ぶようだ。そこから螺旋状に、あるいは直登で幹を登っていく。

 長年奥日光でキバシリを観察して、飛ぶところや二羽つがいで行動するところを収録できている。今日はそのあたりをご紹介。

生まれて初めて遭遇した際はゴキブリだと思った。

それが野鳥だと気が付くまで30秒ほどかかったのを記憶している。


キバシリは飛んでいく方向をあらかじめ見るので、撮影の用意をしやすい。




あまりキバシリが飛ぶところを撮ろうという人は居ないようだ。