2023年8月19日土曜日

団塊世代は重たい望遠レンズを振り回して狭窄性腱鞘炎になった・・・が。 Baby-boomers wielded heavy telephoto lenses and developed constrictive tenosynovitis...but.

  野鳥撮影を始めて17年目になった。

 当初は訳も分からず、適当な望遠レンズで撮影していたが、熊本県の人吉でヤマセミに遭遇した2010年からは、500㎜f4の大きくて重たいレンズを装着して撮影することも多くなった。余程のことがない限り三脚は使わないので手持ちだ。

 若いうち、と言っても60歳代だが大きなレンズを肩から下げて手持ちで撮影するのは苦でもなかった。しかしもうすぐ前期高齢者が終わる今年に入って右手の手首が痛くなった。

 7月に実施した写真展の画像選びや画像修正などでデスクトップPCに掛かりきりでマウスを使い過ぎたのも悪かったのだろう。いわゆるドケルバン症・狭窄性腱鞘炎になったようだ。

 この狭窄性腱鞘炎は過去に一度なってはいるが、手首を固定するだけで数週間で治ったと思う。手首固定の特殊サポーターをネットで購入した記憶がある。

 この経験が頭に在ったので軽く考えていたが、半年たっても治らない。玄関で家の鍵を回すのに激痛が走る。ポケットの小銭を出すのに激痛が走る!

 これはヤバいと思い、いろいろやってみた。

 手首固定のサポーター、処方箋がなければ手に入らない強力な湿布張り薬、飲んで治す薬・・どれも全く効果がない。

 どうしようかと思っていてYoutubeで「ドケルバン症・狭窄性腱鞘炎」を調べたら、なんと10本以上の「症状を和らげる方法」が出ているではないか?

https://www.youtube.com/watch?v=hcoQpmsAIek 

 痛い所をどうにかするのではなく、腕の肘を揉むだとか、親指と人差し指のくぼみをほぐすなど「揉むことで痛みを和らげる」という方法が沢山出ていた。あと、全身は筋膜で繋がっているので、腕のみならず大胸筋に至るまでその筋膜をほぐすことで腱鞘炎が解消するという、目からうろこだった。

https://www.youtube.com/watch?v=BI_H3OBkenk 

 鼻が詰まった時に、オデコや鼻の横のツボを押すようなものだ。なんとこれをやったら、ものすごい勢いで痛みが減少した。全く消えるわけではないが、治る希望が持てたのは非常にありがたい。

 人間の思い込みは時として全然違う治し方の努力をしてしまうようだ。とりあえず、繰り返し努力をしてみようと思う。

 写真撮影で重たいカメラを振り回し、戻ってパソコンで画像処理を重ねる団塊世代の方々、同じような思いの方も多いだろう。ぜひお試しを!