いつもの春より1~2週間早い今年の春の移ろい。植物は勿論の事野鳥界においても繁殖行動が例年より1~2週間早い様だ。我が家の庭の巣箱のシジュウカラも例年の巣立ちより2週間は確実に速い。
定点観察を続けている上野公園不忍池も、未だに夏羽になったユリカモメがたむろしている割にカワセミの姿がトンと見えなくなって、営巣中であることが想像される。
そのような中、早くもカイツブリがヒナたち5羽を従えて不忍池で観客たちにお披露目をしている。盛んに親が採餌してはヒナたちに給餌している場面を観察できる。
縞々のヒナたちは親の80%ほどの大きさにまで育っており、そろそろ自分で採餌を出来るころに差し掛かっていると視たがどうだろう?
不忍池は蓮の新芽が出始めており、葦の新穂も生えてきている。
まだ居残り組の桜もちらほら見受けられる4月19日。
ユリカモメは、夏羽、冬羽、移行期羽が混在して面白い。
カイツブリは全体が茶色の手前が親鳥、残りの縦縞バージョンが子供
左端の親がヌマエビらしき獲物をゲット
まずはもう一羽の親に
渡した、一瞬求愛給餌かよ?と思いきや
寄ってきた幼鳥に給餌、ヤマセミ同様もらえる順番は判っているようだ。
最初にこの縦じまの幼鳥を見たのは7月北海道道東の霧多布湿原だった。
不忍池の幼鳥は現在5羽、無事に全部育つとまたこの池がうるさくなる。