2023年4月19日水曜日

10年間の経験値があればこそ、目撃数激減の人吉でもヤマセミに遭遇できた。 I was able to encounter the Crested kingfisher, where hard to meet by decreased recent in Hitoyoshi.

  3泊4日で豪雨災害の影響調査をした人吉~八代間の球磨川流域。惨状の爪痕は至る所に見受けられるが、ヤマセミには思いのほか遭遇できた。

 これも、10年間の経験値と匂い(勘)のおかげだろうと思う。いくら著名で有能な鳥類学者でも、いきなり今の人吉へ連れて行って「ヤマセミを探してごらん?」というのは虐めだと言われてしまうかもしれない。

 今の人吉のヤマセミに関しては鳥類学者の権威・知識など何の役にも立たない。地元にお住まいの方の方がはるかにその居場所をご存じだ。

 今まで10年間の人吉行(通常7~10日間)に比べればあっという間の3泊4日だったが、コストはそれなりに掛かる。

 航空運賃はマイレージ特典航空券だから(通常往復32,000円程度/格安)無料だが、レンタカーが30,130円(年齢を考えて保険をフルカバレージにしたので通常より5,000円高かった)宿泊費は過去10年間の定宿なので6,300円/1日×3泊=18,900円 

 普通で行けば締めて最低8万円はかかる計算だ。もちろん食費は普段東京に居ても掛かるので計上しない。今回は九州北部のメディアのプロジェクト参加の依頼でスタッフに入れて頂けるので、レンタカー費用+宿泊分の実費が出るそうで少し嬉しい。出張経費(実費)さえいただければ、経験値・データ・知的私有財産はフルに活用していただいて結構、団塊世代は「お役に立てる事」があるのが嬉しいのだ。

 帰宅後3~4日間、このブログで球磨川豪雨災害の爪痕を報じてきたが、そういう状況下でも営みを続けている人吉界隈のヤマセミの雄姿を今日はご紹介。

 今回は機材が限られているので、画像レベルは今までのようにはいかないし、あいにく2日間は雨だったので色も出ていないが、ヤマセミの元気な様子はお分かりいただけると思う。

洪水前はこういう森林の合間の高高度を飛ぶ事は非常にまれだった。

水面ぎりぎりを飛ぶ事が減ったのは何かの変化かも知れない。

アップにすれば背景に洪水痕は写らないが・・・。

洪水で護岸が崩れ傷跡が残った自然の爪痕は写り込んでしまう。

支流部へ行けばそれなりの背景で撮れるが、決して街中=中心部ではない。