カワセミを撮るというと、「あー、初心者ね?」と小バカにする御仁が居ると聞く。そういうご仁が一体どのようなカワセミ撮影をされているのか撮影画像を見せていただきたい。
15年も前だったか、野川で初老のベテランらしき御仁が三名折り畳み椅子に座り、野川の中に人工のカワセミ止まり木を拵えて、ひたすら談笑しながらカワセミを待っているのに遭遇した。雰囲気的には八っつあん熊さんの釣りとあまり変わらない感じだった。
こちらは3人組の対岸側をカワセミに限らず朝の野鳥を探して歩いていたのだが、そのご仁達に声を掛けられた。「そっちへ行っても居ないよ!」
びっくりした。もうその3人組は望遠レンズを付けたカメラを持っていればカワセミを撮るに決まっていると決めつけているようだった。
世の中にはこういう「野鳥が来るのを待つ」御仁も多い様だが、筆者のスタイルは全然違う。とにかく足で稼いでいくつかのポイントを記憶するのだ。季節、時間、天候などを考え東京近郊であればカワセミポイントは最低でも6か所はある。
今日はそんな中の明治神宮内苑の南池。現在半分以上が凍っているのでカワセミの採餌ポイントは限られる。
凍った池の上を飛び交うカワセミと超日陰で暗い隅の方で採餌する様子を追ってみた。
約70%以上が結氷中の南池、カワセミはその上をノンストップで飛翔する。
対岸ギリギリは結氷していないので
対岸を飛翔することが多い。
そうでない場合は・・。
いきなり手前の木々の裏側に来る、これが暗くてどうしようもないのだが・・。
結氷していない真下へダイブすることが多い。
調整しながら落下し
採餌ダイブ!
小さいながらも、見事に獲物をゲット!
こうしたカワセミの生態を動きのある姿で収録する訓練を続けたい。