三鷹の野川でクイナに遭遇!・・・とだけ書けば、野鳥観察者にとってはどうということはないのだが、実はクイナは居てもなかなか出遭えない野鳥の一つ。
野川(一部だが)のようにコンクリの堤防や土手が無いエリアでの岸辺は葦やほかの雑草がこんもり茂っていて、殆ど90%は草地の土手から水際に行けないように成っている。
約1㎞ほどの間、いわゆる石やコンクリの堤防が無い区間がある。
2018年に発行したPHOTOPRESSOの野川バージョンのクイナ頁。
クイナはこの水際を器用に移動し、岸の水際をその主な生息エリアとしている。
今回はクイナを予想して野川を観察して移動していた訳ではない。クイナを過去に撮影した場所は随分上流部で、そこからあまり移動しないと思い込んでいたのだ。しかし今回遭遇した場所は以前の場所から500mは離れていた。同じ個体か否かは不明。
やはり現在は岸辺に枯草のドームのようなものが出来ている場所で、その状態が100~200mm続いているエリアだ。
クイナはなかなか飛ばないというが、以前一度だけ飛んだ場面に遭遇した。朝方だった。
アオサギの生態を観察していてその向こう側にちょろっと見えた赤いクチバシでその存在を発見できた、ほんの数分間の一部始終をご紹介。
最初に見えたのがこれだけだった。
左のアオサギを注視していたので、その奥の小さな動きに眼が行ったのは偶然。
徐々に藪から水辺に出て来た。
もの凄く警戒心が強いくせに、対岸に居る撮影者の方は全く見ない。