シリーズ#3は#2と前後してしまったが、採餌直後に岩に叩き付けて完全に息の根を止め、骨を砕いて丸呑みしやすくする行為。これはヤマセミもカワセミも同様。
今年筆者がPHOTOPRESSOで最後に出版した「ヤマセミカワセミ」より。
アユやウグイ(熊本ではイダ)、あるいはハヤの様な回遊魚は数回叩くだけですぐ丸呑みするが、ギギやドンコの様な底魚、あるいはナマズの様な種は幾度も幾度も叩いて完全に殺してしまうまで続ける。
一度、ギギを飲み込んだ後、しばらくして水面を暴れまくってのたうつヤマセミを見たが、多分呑み込んだ獲物が胃の中で息を吹き返したのではないかと推察した。いずれこの模様はこのブログでご紹介の予定。話が前後して申し訳ない。
まだそれほど叩いていない状態、岩のウロコの痕を見れば判る。
首をひねって
叩く!
幾度も幾度も繰り返すのが自然界の掟。
叩いた箇所の岩には魚のウロコが沢山こびりつく。この個体(地元の観察者達から川辺川太郎と名づけられている)は顔見知り人に成っているので、必ずカメラの方を確認する。