河野太郎、高市早苗という語学堪能で外人対応にも臆さず、意見を堂々と主張できる実務派、なおかつITスキルにかけては抜群のレベルを誇る元気な二人が総理総裁に成れなかった。「数は力、力は正義」の元今まで通りの「裏の力」でものごとが動いたようだ。
今までの自民党の老害議員たちをバックに地味ながら苦労人の岸田文雄氏が当選した。名門開成高校を出て、東大を目指し三浪までしたが望みを叶えられず、さんざん挫折を味わい不屈の精神が備わったウサギに最後に勝つカメ型タイプの人と見た。
しかし人気者のチームで臨んだ河野太郎が落ちて大方の国民はがっかりした事だろう。
これでは自民党は一気の若返りはない。例えれば、最近出来たユニークで美味しいと評判のレストランで食事をしようと思ったら休業で、従来の美味しくない社員食堂でランチを摂らなくてはいけないような感じがした。
テレビのニュースショーなどで政治評論家や素人コメンテーターがワイワイ言っているが、要は英語が出来、外人にも臆さず、ITスキルも抜群の若手(政界での話)がリーダーシップを取り始めたらベテラン・高齢の議員たちが出る幕が無くなると危機感を高めたのだろう。
同時にそういった語学・ITスキルの無い中堅議員たちも、一朝一夕にはそういったスキルを身に付けられないし、単独・個人で外国人とディベート出来る胆力もないので、「派閥の群れ」「派閥の傘」に隠れたに違いない。
小泉・石破・河野の国民的人気ムードの高まりに対する妬みも相まって、自分に一番レベルとして近そうな岸田氏に票を入れたに違いない。
何とも情けない自民党議員たちだが、喜んだのは野党だろう。これで衆院選戦いやすくなったと・・。
魑魅魍魎の暗躍する政界の話はこの辺にして、念願の「ヤマセミカワセミ」写真集の編纂が終了し、昨日夕方第一便を発注した。明日PHOTOPRESSO編集最終日にもう一度精査し、追加発注と今までの写真集のストック分を各10冊づつ発注するつもり。良いシステムだったのだが今年で終了だという。コロナ禍で自宅作業に最適の時期なのにもっと値上げしたシステムに成るのだろうか?
昨日入稿発注した中から、また少しご紹介。